9月29日(金)公開の映画『二十歳に還りたい。』。主人公の寺沢一徳(かずのり)役の青年期を爽やかに演じるのは、映画『夜明けを信じて。』(20年/日活)・『愛国女子―紅武士道』(22年/日活)など赤羽博監督とは4度目のタッグとなる田中宏明。老年期の一徳を哀愁たっぷりに演じるのは映画、テレビ、舞台、声優など幅広く活躍するベテラン俳優・津嘉山正種。動と静を見事に演じる2人のキャストが、寺沢という主人公のキャラクターに命を吹き込みます。
そして、この度、4分間の特別映像が到着しました!
特別映像では、公開を前に、魅力あふれる映画を届けようと赤羽博監督と出演者、田中宏明、三浦理香子、津嘉山正種らの撮影風景を切り取ったメイキング映像や、より作品の魅力を伝える映像となっています。
一代で大企業を築き上げ、世間から「経営の神様」として尊敬されていた寺沢一徳は、引退後、高齢者施設で孤独な日々を送っていました。唯一の慰めは、施設を訪れる学生ボランティアの山根明香。晩秋の夕暮れ、明香と散歩していた一徳は、自らの過去を打ち明ける。社会的な成功の影で家族運に恵まれなかった人生。彼の話に深い悲しみを覚えた明香は、夕日に向かい、神様に彼の願いを一つだけ叶えて欲しいと祈ります。そんな彼女も失恋の痛みを心に秘めていることを知っていた一徳。彼女のために、何かできれば。もう一度、二十歳に還りたいーー。そう願った瞬間、一徳は見知らぬ大学のキャンパスで二十歳の青年となっていました。
二十歳に還った一徳のことが分からない明香とも改めて出会い、戸惑いながらも、新たな大学生活を送りはじめます。一度目の人生の記憶はそのままだった一徳は、ひょんなことから、明香の父が主宰する劇団で、過去の経営者としての人生から滲み出る雰囲気が買われ、活動することに。順調に役者の階段を登り、第二の人生を謳歌しているかに見えましたが、そこには新たな人生を生きる条件「無償の愛」に関わる、ある秘密が隠されていました…。
人生について、深く考えさせる文学的な余韻を含んだ作品として、本編を観る前に是非、見逃せない特別映像となっております。